百合ケ浜に行った時にその砂浜で、「年齢の数だけ星の砂を拾うと幸せになれる」と言われている。
本当に幸せになれるのかを検証したいと思いました。
1 百合ケ浜
与論島(よろんじま)は鹿児島県と沖縄県の県境にあり、奄美群島の南の端にあります。
県としては鹿児島県です。通称ヨロン島(とう)です。
ここでは語呂がよく、耳に美しく響く、ヨロン島と書きます。
百合ケ浜は、ヨロン島の東側にある大金久(オオガネク)海岸の沖合い1.5kmに現れる「幻の島」と呼ばれています。
大潮の干潮の時間になると潮が引いて砂浜が浮かび上がり、30分程すると沈んで見えなくなってしまう由縁です。
私は8月初旬に友人と行きました。
その干潮時刻に合わせてグラスボートに乗って百合ケ浜に向かう。
この辺の海の色は青いというより白に近い。水深が浅く、白砂が反射しているのだろう。
船底のガラスを通して水中を見ると熱帯魚がゆらりゆらりと優雅に泳いでいる。
私は見れなかったが運がいいと海亀も見れる時があるそうだ。
島のまわりは遠浅のため、グラスボートは近くまで行きそこで待機する。
Tシャツ、短パンで行ってもいいが、上陸したら砂浜に座ったり、寝たりしてくつろぐので水着で行った。
島の近くまで行き、グラスボートが停船した。裸足で浅い海に降り、砂浜まで歩いて行った。
何と気持ちのいいことか。
上陸して砂浜に座る。
左手で白砂をすくい上げる。
「年齢の数だけ星の砂を拾うと幸せになれる」との伝説を思い浮かべながら、星の砂を数える。
星の砂とは、星の形をしているから星の砂であるが、これは砂ではなく死んだ有孔虫という生物の殻である。
と考えると夢もロマンもなくなってしまうので、その考えはすぐに頭から消した。
でも、死んでから美しくなり、人々に幸せをもたらし貢献する。生命のすばらしさと奇跡を感じた。
しばらくするとじわじわと島が沈んで行くので座っていた人は短パンがびしょびしょに濡れていた。
もちろん夏なのですぐ乾くので問題はない。
島がだんだん沈み海水が上がってくる時に砂浜に座っていると水が冷たくてとても気持ちがいい。
と同時に、グラスボートが消えて取り残されたらどうしようと想像した。
そんなことはないが、少しずつ恐怖も感じてくる。
足首の上あたりまで海水が上がってくると、観光客は1人1人自然とグラスボートの方に歩いて行き乗船していた。
僕もそろそろ行こう。
今でも思い出すと懐かしく、日本にもこんなに美しい所があるのかと感動がこみ上げるような一生の思い出になりました。
ということで、「年齢の数だけ星の砂を拾うと幸せになれる」の証明になりました。
2 石垣島の思い出
ヨロン島というと、石垣島もセットで思い出される。
ヨロン島から沖縄をはさんで南に行くと石垣島がある。
日本列島のほぼ最南端の島である。
百合ケ浜に行った2年後に石垣島にスキューバダイビングに行きました。
島に到着した翌日にスキューバダイビングをした。
20人位のダイビングショップのグループでボートに乗り、有名ダイビングスポットに向かった。
海に潜り、水深15m位になると色鮮やかな熱帯魚がたくさん泳いでいた。
ここにずっといたいような幸せな気持ちになった。
そこから20mほど先に進み、水深30m位潜ると崖の淵のような所があります。
要するにその先は何百mもの底が深い、暗い深海が広がっている所です。
崖の淵を手でつかんでいると、下に落ちそうな気がして怖かった。落ちるわけないのだが・・・
そのスポットで待っていると、マンタの大群が見られることが多いということだっだ。
10分位待っていたが、残念なことにマンタは現れなかった。
いつかまた挑戦したい。
夕方、原付バイクをショップでレンタルして島をまわった。
バイクに乗ろうと友人に言われたが、乗ったことがなかったので少し臆していたが、友人に押し切られて乗ることになった。
車は乗っていたが、バイクに乗るのは初めてだ。
乗り方を友人に教えてもらい、始めはぎこちなくゆっくり走った。
そのうち、だんだん慣れてきてスピードを上げて走れるようになった。
海岸線をバイクで走るのは気持ちがいい。
夕日がとてもきれいだったことを思い出す。ハワイとここの夕日は自分の中では最高だ。
その日は疲れたのか、ぐっすりと眠ることができた。
翌日の朝、友人とTシャツを買いに行った。
そのショップのお姉さんが、「よく焼けてるねー」と日に焼けた背中をパンパンとたたいてきた。
「痛い!痛い!」と、友人と逃げ回った夏のひとときが、懐かしい思い出である。
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